決算発表ニュースで納得できないこと

中間決算や四半期決算の発表を見ていて、いつも納得ができないことがあります。

それは、発表された数字だけから自動で記事を作成したと思われるニュース記事です。

  • 事前の予想を〇〇万円上回る(下回る)

確かにほんのわずかでも上回れば内容的には間違っていません。ただ、0.1%上回ったのか、10%上回ったのかで、全く違う話になるのですがそこまでは突っ込んで書きません。

  • 〇〇四半期決算は純利益〇〇%減

確かに減ってるんでしょうよ。ただし、売り上げ、利益が下期に偏っている会社もあります。そんな会社で上期の多少の変動などはどうでもいい話ですが、当然そんなことには触れません。

  • 通期予想に対する進捗率が低い

これも下期に利益が偏っている会社は当然こうなります。問題は前年に対してどうなのかとかですが、そんなことには一切触れません。

  • ここから計算した下期は減収減益・・・

これは上期好調だった会社が通期を上方修正をしなかったときによく見ます。文面だけ見るとマイナスに捉えてしまいますが、上期の数字と年間予想を使って単に計算しただけの話で、最終的には上方修正が出ることも多いです。

 

決算速報ニュースで書かれている内容は、間違っているわけではありません。背景を無視して、数字から機械的に書いているだけです。そのため、文面から受け取る印象が、実態以上にポジティブであったり、ネガティブであったりします。

なので、決算を受けて投資姿勢を再考する場合は、速報ニュースではなく、実際に発表された内容をしっかり見て判断しないと思わぬ落とし穴にハマります。

 

短期的なことを言えば、表面的な数字で株価が動くことも多々あり、業績の実態と離れた値動きになるので、そのギャップを利用して短期売買も面白いと思います。

中長期投資家も、先行き問題ないと判断できる銘柄が思わぬ安値になることもあるので、安く買い足すチャンスになります。最も自分には見えていなかったマイナス要因があって下げているかもしれないので、判断は慎重に・・・。

決算発表から投資判断をするのって、何年投資家していても難しいですね。

結局どないすんねん?って感じのまとめですみません。

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