2025年6月時点『日本コンセプト(9386:東証プライム)』
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日本コンセプト(9386:東証プライム)
企業情報
特色「タンクコンテナを用いた化学品、薬品、食品材料など液体物流サービスを提供。輸送自体は外注」(四季報より)
- 事業:液体・ガス国際物流
輸出売上38、輸入売上31、三国間売上6、国内輸送等売上22、他3(2024.12) - 本社:東京
- 業種分類:倉庫・運輸関連業
- 設立:1994年
- 上場市場:東証プライム
- 決算:12月末
売上概要
- 2025年12月期:増収・増益予想
- 営業利益率:16.6%
海外拠点
- グループ会社:オランダ、アメリカ、シンガポール、マレーシア
大株主
- 商船三井(28.9%)
- 2018年 商船三井と資本業務提携
- 2023年 株式追加取得で筆頭株主へ
- 2位株主:松本孝義(創業社長 21.1%)
保有株式
- 2017年から保有中
- 優待MAX 1000株+アルファ
指標(2025/6/13)
- 株価:1,945円
- PER:12.11倍(会社予想)
- PBR:1.42倍(実績)
- 配当利回り:4.11%(会社予想)
- ROE:10.23%(実績)
- ROA:7.09%(実績)
- 自己資本比率:70.7%
- 時価総額:270億
売上・営業利益・一株益
- 22.12 231億 48.9億 235.2円
- 23.12 173億 33.0億 175.4円
- 24.12 182億 28.5億 139.3円
- 25.12 200億 33.0億 160.8円(予想)
会社予想、四季報予想はほぼ同じ。
配当金
- 80円/年(予想)
- 配当利回り 4.11%(予想)
- 配当方針:配当性向 35%基準、60円/年を下限
自社株買い
- なし
株主優待
優待条件
- 権利確定月:12月末
- 最低必要株数:500株
- 優待内容:カタログギフト
保有株数と商品価格
- 500株:3000円相当
- 1,000株以上:6000円相当
カタログはハーモニックの市販カタログ
継続保有条件
- 1年以上継続保有(毎年6月末、12月末時点で作成される自社株主名簿の株主番号が3回連続)
買い材料
商船三井によるTOB思惑
- 商船三井の過去の行動パターン(TOB実績)
- 日本コンセプトとの資本提携の深化
- ケミカルロジスティクス事業の強化戦略
- シナジーの最大化
3.今年も、オランダのタンクターミナル大手LBCタンクターミナルズを買収するなど積極的に強化中。
商船三井がケミカルロジスティクス事業を中核事業の一つとして強化していく中で、日本コンセプトの完全子会社化は非常に合理的な選択肢であり、高い可能性があると思われる。
その他の材料
東証プライム上場維持基準
2025年2月に「東証プライム上場維持基準」適合を発表。未達成だったのは「流通株式時価総額」。流通株式数を少し増やして達成した感じ。
やっと東証プライム条件を達成できたところで市場から退場という選択があるのか?
創業社長の後継者
創業社長の松元孝義氏は1951年1月生まれの74歳。そろそろ後継を考えてもいいはず。商船三井によるTOBがあるかどうかは、最終的に創業者の決断一つか?
さてどうする?
8年保有してきて売る理由は無いので継続保有。
参考資料
公式HPはこちら
省略名称としてニチコンを使っているけど、京都に本社があるコンデンサ製造のニチコンとは当然無関係。ややこしいので正直やめてほしい。
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