バカッターへの対応方法によって企業価値が左右される

くら寿司アルバイトの悪ふざけ動画がニュースになった後、次から次へと大手の不適切動画が明らかになってます。こういうニュースがあると過去動画も掘り起こされるのでということもあるのでしょうが、すき屋、はま寿司、セブン-イレブンまで。

何で無くならないんでしょう?

実際、内輪でのこの手の悪ふざけ行為は昔からあるんでしょうね。それがSNSという道具で、軽い気持ちで公開して、友達に笑ってもらえたらいいやくらいのつもりが、炎上したり(笑えないけど)。

あとは、せいぜいクビになるくらいだろうってことで、取りあえず注目を集めようと思ったり。

お気楽で軽い気持ちでしょうね。くら寿司は最初に教育もしていたようですが、なかなか完全に無くすのは難しい。

 

くら寿司は法的処置を取ると明言していますが、当然です。

  1. 上場企業の責任、従業員の信頼回復
  2. 同様の事件の再発防止、抑止力

軽い気持ちだろうとやったことの責任は取らせるべきです。

 

ちなみに損害賠償ってどれくらいでしょう?

「くらコーポレーションの株は6日、130円下落。時価総額約27億円の損失が発生。」と書かれていたけど、株価下落は損失ではないし、大げさに書きすぎ。

株価変動は他の要因もあるから、130円の下落のうちどれだけがバカッターの影響かは誰にもわからない。収益減との因果関係が立証されれば高額賠償の可能性があるとのことだけど、現実問題立証は無理でしょう。

とはいえ、対象店舗の客足が減り、その1店舗でも潰れれば損害はそれどころではありません。中途半端な和解ではなく、それ相応の責任を取らせるべきです。

また、今回は教育していたようですが、バカッターが生み出される企業風土や、その後の対応で将来的な業績に懸念が出て株価が下がるかもしれません。そうなると、バカッターの影響というよりも、企業としての問題になります。

 

実際は、数百万円がいいところでしょうか?

 

もっとも、損害賠償の金額よりも、個人情報が特定されれ世間に晒されたり、今後、就職するにしても「くら寿司で不適切動画投稿したやつ」ってのがわかれば、どこにも雇ってもらえないだろうけど。

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