「老後資金として2000万円が必要」というのが金融庁の報告書で出てきて、相変わらずの麻生さんのコメントが火に油を注ぎ、国会でまで答弁されてます。
ハッキリ言って・・・「何を今さら」
確かに、いきなり2000万円とい数字を出して不安感をあおり、不足を補うために投資しましょうという誘導が見える報告書はどうかと思うし、麻生さんの対応も、言っている内容よりも外見と話し方で拒絶したくなるとはいえ、内容的には目新しい話ではありません。
雑誌とかで老後に1億円必要ってのと同じでしょ。年金で7~8千万円はカバーできるから、不足分を貯めましょうなんて前から言われていたこと。
野党も揚げ足取りでこんなところを責めてどうするの?
共産党なんて金持ちや大企業から税金取ってバラまけばいいって時代錯誤な思想。みんなで貧乏になりましょうという発想。
そんなことより根本原因ともいえる少子化対策について、既に手遅れなりに本気で取り組んだらと思う。
野党には批判するだけでなく、前向きな議論をしてもらいたい。
これについて取り上げたテレビ番組で、「投資をしないといけないのか?」という問いに対して経済評論家の荻原博子さんが、「デフレ下で投資は必要ない、現金でいい」的なことを相変わらず言ってました。
個人的に、この人はテレビに出たらチャンネルを変えるくらい嫌いです。生活の知恵的な事については、まともなことも言うけど、デフレ下の投資に関しては完全否定。
0% or 100% という考えしかできないのでしょうか?
まぁその方がテレビ受けするのだろうけど。
そもそもデフレと言っても年に1%程度の下げであれば、現金で持つよりも株式投資で3%程度の配当をもらう方が期待値は高いです。
もちろん株価が下がり損失になるリスクもあるけど、そこは分散投資などでカバーすべきところ。
貯蓄ゼロとかであればまずは最低限の貯蓄をするところからだけど、ある程度貯蓄があるのであれば、資産の一部分だけでいいので投資を体験しておいた方が良いと思います。
少額から慣れておかないと、相場環境が良くなったからと急に投資しても上手くいきません。
別に100%投資に回す必要はないのだから。
そもそも100%現金で持っているのが一番安全ではありません。預金では期待利回りはほぼゼロで、インフレが来たら目減りします。
世の中の多くの会社が株式会社という仕組みで成り立っているのに、なぜ株式投資のイメージはこんなに悪いのでしょう?
資産が減るリスクがあるということに対しての拒絶でしょうか?やり方さえ間違えなければ、減ったとしてもいきなりゼロになるわけじゃないですけどね。
2000万円に話を戻すと、そもそもモデルケースなんて99%の人は当てはまりません。独身か既婚か、子供がいるか、会社員か自営業か、都会か田舎かなどで全く違ってきます。
うちなら20万円もあれば夫婦二人なら生活できます。
結局のところ、自分で見通しを立てて準備をするしかありません。
年金は100年安心じゃないのか?なんて愚痴っても意味無いです。自民党を批判しても解決しません。民主党が政権を取って状況が変わった?
現状は少子化が進んで年金制度の調整が必要になったとしても、ゼロになることはないはず。そう思って各個人で収支計画を立てるしかありません。・・・それができるなら、こんなに貯蓄ゼロ世帯が増えないか?
・・・もちろん政府がこのまま何もしなくていいというわけでは無いですよ。
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