アスカネット上昇でYHになったと思ったら、米国消費者物価指数(CPI)発表後の米株急落に続いての日本株急落で1日で逆戻り。今日は四季報も発売となり四季報チェックもしないといけませんが、その前に、昨日発表された保有銘柄に関するネガティブIRと、それを受けての今日の株価をチェック。
2022年9月15日発表
アサヒホールディングス(5857)
持ち分法適用会社である「フジ医療器」が、マッサージチェアに使用している技術について特許侵害だとファミリーイナダから訴えられていた訴訟の判決が出たようです。
ザックリいえば『敗訴』。
まずフジ医療器と関係があることすら知りませんでした。60%は台湾企業が持っていて、残り40%分を保有しているようです。
アサヒホールディングスにどの程度影響があるものかわかりません。ちなみに我が家のマッサージチェアはフジ医療器です。
- 始値:2084円(-27円)
最初ちょっと売られたけど少し戻してます。
新晃工業(6458)
9月末の中間期業績の下方修正。売上3.3%、純利益30%くらい下げてます。
「想定以上の原材料価格高騰、販売価格への転嫁遅れ、部材調達難などでの納期ずれ」
- 始値:1551円(-4円)
通期予想は据え置いているのと、元々指数的に割高感は無かったこと、現状仕方ないかな程度の修正のせいか大きく下げてません。まぁ1年で高値から3割以上下げているので、よほどの業績悪化が無い限りこれ以上の下落余地は大きくないでしょう。
優待申込期限が10月末なのでそろそろ申し込まないと
CKサンエツ(5757)・日本伸銅(5753)
上の2銘柄はオマケみたいなもので、一番なんじゃこりゃ!!!となったのがこの2社からのIR。
元々が株式市場の公平性を歪める問題ありまくりの親子上場企業ですが、さらに理解不能な発表がありました。
「経営指導契約の締結に関するお知らせ」
まず最初に、CKサンエツは日本伸銅の株式の約半分を保有しています。当然役員にも関係者を多数送り込んでます。
今回の発表によると、CKサンエツの経営指導は、一般的に行われる親会社による子会社管理を越えた内容の経営指導であり、対価を日本伸銅が支払うのが当然だけど、業績が悪かったので請求して無かった。業績が安定的に改善されたので、経営指導料を支払うべきってことです。
- 年間:1億440万円
利益10億円ほどの会社でなかなかの金額です。
ちなみに年間配当金は配当性向2%ほどの年間10円、発行済み株式数を掛けると2370万円。
少数株主に利益分配することなく、日本伸銅の利益を吸い上げているとしか取れません。これほどの対価を払うほどの経営指導が必要というなら、日本伸銅の経営陣は何をしてんねんってことです。
外部機関を入れて妥当性がどーのこーのと長い説明してるけど、法的にOKでもモラル的に崩壊してるでしょう。
日本伸銅は上場廃止期待で保有しているけど、こういう何でもあり的なことをしてくるとなると、ズルズルと現状維持で不透明な親子上場が続くかもしれません。面白ネタとして少数保有にとどめ、あまり深入りしないようにしようと思います。
CKサンエツ(5757)
- 始値:4010円(+5円)
日本伸銅(5753)
- 始値:1942円(0円)
株価はどちらの銘柄も大きく反応せず。
TOKAIホールディングス(3167)
「代表取締役の異動に関するお知らせ」で、代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)の鴇田勝彦氏が解職になってます。ただし、平取締役としては残るようです。
優待銘柄であまり気にしてなかったけど、経歴が凄い人ですね。経済産業省、京都府副知事、中小企業庁長官、TOKAIとは2002年に顧問になり、トントンと2005年には社長。
解職理由が、「不適切な経費の使用」とのこと。どういう使い方したんでしょう。使い込み額などは明らかにされてません。この先の調査次第で続報がありそうです。
- 始値:875円(-8円)
これ以外では、オーケーエム(6229)が上方修正を出して、そちらは1180円(+79円)と高く始まってます。
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