かんぽ生命の不適切販売問題で、昨日、中間報告の公表を受けての経営陣の記者会見が行われました。ぶっちゃけ中間報告を出したのでそれに合わせて仕方なく開きました・・・的な内容の無い記者会見でした。
とりあえず、前回コメントした「10月からの営業再開」については1月からに延期。最終報告を受けて1月ということだろうけど、中間報告の内容を見る限り1月って言っていいのかというレベルでもう一波乱ありそう。
今日は日経平均も上げていて、かんぽ生命はそれ以上に上昇中ですが、とてもじゃないけど悪材料出尽くしなんて状況ではなく、買われる理由が全くわかりません。高配当も9月中間は出るだろうけど、2020年3月期末はどうなるか不明です。
昨日の記者会見でも経営陣の反省は全く感じられず。
「情報が上がってこなかった」からしゃーないじゃん的な開き直りで自己の責任については逃げる。体質的な話や今後どうしていくかについても、新しい内容は特別無し。
中間報告を見て気になったのは、
- 問題案件の偏りがあるのかどうか?
- 偏りとは、特定地域、特定の郵便局、特定の人
その辺りです。過剰なノルマと新規契約を重視した給与体系が根本にあるにしても、実際にどの程度の人が問題のある販売をしていたかが見えてきません。今の印象ではほぼ全員アウトのイメージですが、実際どのていど?
会見で気になったのは、
株価について記者から質問を受ける中で、長門社長が何か数字を言いそうになって「発表の時期ではないので、これはちょっとまずいな、時期が来ましたら、数字も含めて・・・」としたところ。
下方修正は必至だろうけど、意外と数字は悪くないよということでしょうか?
ただこれも安心できるものでは無く、今期の数字が思ったほど悪くなくても、将来的にどうやって収益を上げていくのかが見通せません。特にかんぽ生命の商品なんて今の時代に合ってない。
個人的には他にまっとうに利益を出している会社がいくらでもある中で、敢えて日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀行に投資する必要ないと思います。投資先なんて他にいくらでもあるんだから。
ただ興味として、中間決算でどんな数字を出してくるのか、3月決算予想の下方修正がどうなるのか気になります。
今日のところは関西電力の問題と、消費税10%のニュースでかき消されて大きな話題になりそうにありません。
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