先日から海外不動産ソーシャルレンディングのガイアファンディングで延滞が発生しています。しかも一部のファンドとかではなく、全ファンドが遅延という異常事態になってます。
100%子会社の直接貸付先である「Gaiafunding Cayman Limited」への入金がされていないとのことで、状況については確認中とのことです。
ガイアファンディングについては、プロジェクトは動いているので全てが消えることは無いと思いますが、一定損失の覚悟は必要かもしれません。
ソーシャルレンディングは、5~10%程度の利回りを中リスクで得られるということで一定割合の資産を振り分けてきましたが、今回の事態を受けて新規申し込みは一旦停止しようと思います。
完全に詐欺グループだったともいえる「みんなのクレジット」案件で決して少なくない金額を損したのに引き続き、今回の案件発生が発生しました。最終的にどこまで回収されるかわかりませんが、今の状態では想定されるリスクに対して利回りが見合ってない状態です。
ガイアファンディングの大元、ソーシャルレンディング最大手のmaneoでも最近は遅延事例が発生しています。利回りが高い分、ある程度リスクのある商品なので、全く遅延が発生しないということが異常で、多少の遅延発生は仕方がないことだと思っています。
ただ、今回のガイアファンディングは全てのファンドで遅延となっており、通常の延滞とは状況が異なります。
ソーシャルレンディングのイメージは「中リスク・中リターン」だったのですが、現状は「ハイリスク・中リターン」になっています。
まぁ歴史の浅い投資商品なので、様々な問題を受けつつ改善されていくと思いますが、当面は新規申し込み停止(ガイアファンディングに限らず、全てのソーシャルレンディングに対して)、資産配分比率の引き下げを進めていく予定です。
個別案件の期待利回りが高くても、一定割合で損失が発生するとなると、全体での利回りが低下してしまい、業績安定・割安・高配当の個別株投資の方がよっぽど安全だと思えてきました。
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