今日、9時過ぎのザラバを何気なく見ていると、株主優待銘柄として100株保有していた「日本コンセプト(9386)」が10%を超える大暴落。他の銘柄はやや下げぐらいなので、いったい何事だろうということで調べてみると、優待制度の変更があったようです。
世間的には優待改悪と言われる内容ですが、個人的には優待改善と思います。
発表があったのが8月31日。ちなみに先日届いた中間期(6月末)の中間報告書、優待案内には全く書かれてませんでした。優待銘柄としての100株保有で、日々のニュースは特に気にしていないため、土日は全く気が付かず、今朝の急落を見てから調べて、初めて知りました。
【株主優待制度】
●変更前(2018年12月末まで)
・中間期末(6月末):今回届いた案内が最後
100株以上で2000円相当の商品カタログから1品
・期末(12月末)
100株以上、1年以上保有で、1000円相当のクオカード
●変更後(2019年12月末から)
・期末(12月末)の年1回
500株以上、1年以上保有で、3000円相当の商品カタログから1品
1000株以上、1年以上保有で、6000円相当の商品カタログから1品
優待をメインの目的に投資をしている人からしたら改悪です。株数が100株から500株になるので、今日の終値1202円で考えると、12万円と60万円の差です。しかも金額的には変わらないので利回りは大きく低下します。
その結果、今日は開始直後から10%を超える大幅安になったようです。
ここでどう動くか考えました。
といっても売るかどうかではありません。
買うかどうかです。
確かに優待投資をしている人から見ればこの上ない改悪ですが、企業業績には直接影響を与えません。むしろ、株主数が減ることで事務手続きに必要な費用や、株主優待にかかる費用が軽減されます。
大盤振る舞い優待によって17000人くらいまで増えてしまった株主数を減らすことができればメリットです。100億程度の売上高の会社でこの株主数はかなりの負担になるはずです。
会社の業績を見ても悪くはないし、優待プレミアムで少々割高にかさ上げされた株価だったにしろ、この変更だけでここまで売り込まれる内容では無いと判断して、400株の買い増しを行いました。
結果として、1130円で買って、今日の終値では前日比-98円の1202円まで戻しているので、今のところは成功です。最もここ半年ほど下げ基調で来ているので、この先どう転ぶのかはわかりませんが・・・。
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