楽天証券『大口優遇』達成方法 今後の注意点も

株ツライな1週間でした。世界各地での新型コロナウイルス感染の再拡大や、アメリカ大統領選挙前の様子見とか、理由は色々でしょうがずるずるした1週間。

そんな中、楽天証券の『超割コース・大口優遇』の条件を達成しました。

とはいえ、優遇条件を見ていると注意しないといけない点もあるようなので、自分への覚え書きを含めて記録。

楽天証券の大口優遇

達成方法

幾つかある条件の1つを達成すればよいです。とはいえ、なんちゃって大口投資家で達成できそうな条件は1つだけ。

  • 本日の新規建約定金額の合計 3,000万円以上

「まいにち判定」の条件なので、達成すれば翌営業日から3ヶ月間の大口優遇が受けられます。

2020年9月28日に従来の5,000万円から3,000万円に条件緩和されたため、500万円ほどあれば達成可能なようです(余力の詳細な計算方法はパス)。

詳細な手順はググれば書いている人がいくらでもいるので、今回実施した手順をざっくりと。

銘柄は「トヨタ自動車(7203)」を使用(これ1択でもいいかと・・・)

  1. 前場開始まで:「1日信用売り」「1日信用買い」それぞれ1,100株ずつ注文(寄付と本日中で)
  2. 約定:6,848円(1,100株×2で約定金額:15,065,600円)
  3. 前場中:返済注文(成行、執行条件:引けを選択
  4. 前場終了:約定を確認
  5. 後場開始まで:「1日信用売り」「1日信用買い」それぞれ1,100株ずつ注文
  6. 約定:6,849円(1,100株×2で約定金額:15,067,800円)
  7. 後場中:返済注文(成行、執行条件:引けを選択
  8. 後場終了:約定を確認

手順としてはこれだけ。

金額はその時々の株価で計算すればOK。

売買履歴(上が後場分、下が前場分)

資金さえあれば面倒な2回転などする必要もなく、1回の売買で済みますが、そんな資金は無いので2回転しました。

1回転だと昼休みの限られた時間での操作が不要になるので間違いが起きにくいです。

達成の確認画面がこちら

普通はこんなギリギリを狙いません。今回は余力の都合でMAX 1,100株しか注文を出せなかったのでこうなりました。

大口優遇は「超割コース」の制度なので、達成後にメリットを享受するには取引コースを「超割コース」にする必要があります。

注意点

  • 引け成りが約定しないリスク
  • 場中に出す返済注文を「本日中・成行」で出さないこと

大口優遇の内容

  1. 手数料の割引
  2. 手数料のポイントバック率アップ

これも2はどうでもいいので、優待クロスに重要なのは1です。

金額にかかわらず信用取引の手数料が0円です。

優待クロス取引をする場合、今まで50万円を超える銘柄は手数料がかかるため躊躇していたのですが、その必要が無くなります。

注意点

大口優遇をよく見ていると良いことばかりでもないようです。

現物手数料

気になったのは現物手数料。超割コースの手数料は大口優遇で安くなります。しかしながら、無料なのは10万円までです。

一方、「いちにち定額コース」の場合、50万円まで手数料無料です。しかも、2020年12月以降は、100万円まで手数料無料になる予定です。

私の場合、楽天証券で現物保有分もあるので、大口優遇のために「超割コース」を選択すると現物株売買で手数料がかかってしまいます。普段は「いちにち定額コース」にしておく必要がありそうです。

手数料変更は次の日からになるので、売買しようと思ったときにすぐにできなくなることも・・・。売買の都度、手数料コースどっちだったっけ?と考えながらするのも面倒だし、優待クロスでメリットを受けるよりも、現物売買でデメリットを感じることが多そうです。

有効期間

大口優遇の適用期間は3ヶ月です。よって、3ヶ月ごとに上記作業を実施する必要があります。株主優待が閑散期の、1,4,7,10月にする人が多いようです。

資金さえあれば難しい売買ではないですが、取引金額が大きいだけに万が一手順を間違えてしまうとショックが大きいです。かなりの緊張感です。

今後は・・・

今回とりあえず1回やってみたのですが、継続して取得するかはわかりません。12月以降、「いちにち定額コース」の無料範囲が拡大されると、メリットがかなり失われます。

取るだけ取っておいて、普段は「いちにち定額コース」、どうしても必要な時だけ「超割コース」に変更するってことになるのでしょうが、どうしても必要な時ってのがやって来ないかも。

コメント

  1. 伏見の光 より:

    こちら、ここ1-2年は大口を取っています。
    優待クロスの現物、あるいは一般信用売の無期限で利用することが多いですし、現物もSBIより楽天を利用することが多くなりました。
    現物の10万円以上だと手数料がかかってきてしまいますが、現物売買のかわりに信用からの現引、現渡で金利のみ支払う方が安い場合がありますね。

    • すぎじゅん より:

      確かに、信用取引で売買しておいて現引・現渡って方法がありました。
      GMOでやってるのに完全に忘れてました。

      結局やらかすときにはやらかすので、やらかさないように気を付けるしかないんですよね。