いよいよ本題の電算システムの株主総会内容です。
総会がスタートすると、まずあったのが会長のお話です。前座ですと言いながら、しっかりと15分間くらいありました。
内容は、会社の紹介とより詳細な事業内容の説明です。それにしても元気です、会長さん。70代後半だと思うのですが。。。話が上手で株主に何がウケるかもわかってます。
事業報告はスクリーンを使ってあらかじめ作ってあるの映す感じで終わりました。
何の会社か知らない方のために少し紹介しておくと、主な事業は給与システムなどの情報システムサービスと、コンビニなどの収納代行サービスをしている会社です。うちの子どもが通っているスイミングも、電算システムが代行しての支払いになっています。「DSK」とか書いてあるやつです。
「郵便局のみまもりサービス」にも関わっているようです。
収納代行では、ドラッグストアのウエルシア系への1400店全面導入や、フィリピンの企業との協力協定がトピックスとなっています。
大きな設備投資としては、岐阜県土岐市に、「先端技術開発センター」「東農BPOセンター」を開設したというのが紹介されていました。
質疑応答内容について少し紹介します。全部で5人からの質問がありました。
一人目
- 新取締役が株を持っていない。持った方がいいのでは?
- ROEを上げるには?
持株会では持っているが、今後は更に持って欲しいという感じの回答でした。ちなみにこの会社、持株会は7.3%という2番目の大株主です。
ROEを上げるについては、新事業とか働き方改革(残業減の実績紹介)などでした。
二人目
前置きが長かったです。質疑応答を始めるときに、社長が”簡潔に”と言ったのが引っ掛かったようで、1年に1回の総会なんだから・・・と言ってましたが、聞いているこっちは”簡潔に”と思ってました。
この手の前置きの長い高齢男性は何人かいました。電算システムのことを思ってなのはわかるのですが・・・。
ちなみに社長は、この手の前置きに関しては一切スルーの完全無視で、本題の質問だけを”簡潔”にまとめて、自分で、もしくは担当役員に振って質疑応答を淡々と進めてました。
前置きが長くなりましたが、
- 収納代行の利益が下がっているが?
- 配当は毎年1年増えているが、配当性向で見ると下がってきている。もう少し増やしてもいいのでは?
利益についてはシステム基盤のデータセンターへの移行などの一時的費用がかさんだから。配当については、収益に連動させるよりは安定配当でいきたいということでした。
この方はもう幾つか聞かれてましたが、割愛します。
三人目
この人も電算システムを思っての前置きが長かったです。質問は女性の活用についてだったと思います。
回答は、採用は5割で目標達成している。短時間勤務などの制度面の充実で、退職者は減ってきている。管理職の比率は目標に達しないけど、働き続ける人が増えてきているので今後は増えるだろうという感じです。
四人目
取締役の報酬についての質問でした。
質問も回答も中途半端な感じだったので割愛します。
五人目
収納代行の預かり金についての質問でした。
質問に関して補足説明をすると、
事業報告の中で、貸借対照表の資産と負債各300億のうち、半分の150億くらいが収納代行による預り金となっていて、それ自体は右から左に流れるお金なので、それを差し引いて考えると自己資本比率もこんなに高いんですという説明がありました。
それを受けて、質問されたと思います。
質問をそのまま書くと、売上高300億に対して、半分くらいの収納代行預り金があるが、コンビニとかから入金されて支払うまでの日数はどのようになっているか?ということです。
これって質問者の勘違いだと思うんですよね。電算システムの売上はあくまでも収納代行の手数料であって、収納代行の預り金である通販などの売り上げとは関係ないのですが、そこがごっちゃになって質問している感じでした。
この質問に対しては、〇日で電算システムに入金されて、〇日で支払っているという単純な回答をされていましたが、質問者の意図はそこじゃない、売上高と預り金の内容について勘違いしてるだけと思いながら聞いてました。
全体を通して、質疑応答は、質問者の熱い思いに対して、淡々と進めていく社長が印象的でした。
あくまでも個人的な印象です。なんせ基準がユニバーサル園芸社なんで、きっとこれが普通なんでしょうね。
ということで電算システムの株主総会の紹介を終わります。
季節もいいので来年も行こうと思います。今年は総会が終わったら直ぐに帰ってしまいましたが、来年は少し観光もできるように下調べをしてから行くつもりです。
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