久しぶりの思い出銘柄シリーズ第2回です。第2回でシリーズと言っていいのかわかりませんが・・・。
ちなみに第1回はファーストリテイリングでした。
投資生活20年で思い出に残っている銘柄を振り返ろうという企画です。過去から学ぼうとか、そんな大そうなことまでは思ってません。相場が硬直していてネタが無い時の場つなぎ企画です。
第2回は、レントラックジャパン
レントラックジャパンとは
レントラックジャパンと聞いて、何の会社か思い出せる方は少ないと思います。今はもう上場していません。
ただ「TSUTAYA DISCAS」という名前であれば知っている人も多いと思います。このTSUTAYA DISCASを運営していた会社が、レントラックジャパンです。
元々はレンタルビデオ屋さんにソフトをレンタルするような事業(PPT (Pay Per Transaction) システム)をしている会社でした。その後、オンラインDVDレンタル「DISCAS」を開始。
2002年ごろは今のようにネット配信は無かったのですが、インターネット自体は普及してきて、ネットで欲しいDVDを選んで郵送してもらい、見終わったら郵送で返却という宅配DVDレンタルサービスが出てきたころです。その中の1社です。
2002年にナスダック・ジャパンに上場。
家にいながら在庫の有り無しがわかるし、何を借りているかも人に見られないので、私も利用していました。
自分で利用して便利だとわかっていたので、これから伸びていくだろうと思い、2002年には株式を取得。まだ20代の頃でした。
CCCによる子会社化
宅配レンタルが普及すると大変なのが、TSUTAYAなどのレンタルビデオ店です。そこで、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は奥の手を使ってきます。
レントラックジャパンを買収
2006年に上場廃止となりました。サービス名も「TSUTAYA DISCAS」に変わりました。
CCCが欲しがるくらい伸びていた会社なので、株価の方も好調で、最終的には数十万円の利益となり、当時の運用額からしたら結構大きなプラスで売却できたのを覚えています。
CCCの方も一時期保有していたのですが、リアル店舗の将来性が無さそうだったので、こちらの方はいつの間にか売ってました。
CCCのその後
CCC自体もその後、MBOで上場廃止となります。
リアル店舗のTSUTAYAも、宅配レンタル時代は何とか共存できていましたが、通信速度が上がり、通信コストが下がる中、ネット配信時代には対抗できなくなってきました。
うちの近くのTSUTAYA店舗も、少し前に閉店となりました。そしてリアル店舗以上に宅配レンタルは下火になっています。
20年ほどの話ですが、改めて時代の変化の速さを実感します。
当時の保有銘柄を見ていると、あの当時はイケイケだったのに、今は全然目立たない会社になったなぁというのが幾つも出てきます。
そう思うと中長期投資をメインにしているとはいえ、買ったら持ちっぱなしではなく、出口も考えておかないといけないよなぁと思わせられます。
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