株式投資歴20年以上あるのですが、今さらながら信用取引を利用したクロス売買での株主優待取得、優待クロスデビューをしました。
優待クロスについて思うところを書きます。
最初に断っておきますが、技術的なことは何もないただの感想文です。
株主優待クロスについて
株主優待クロスは批判されるものか?
優待クロスについては優待タダ取りと言って批判的な人もいるかもしれませんが、手法として不正なものではないので、何ら批判されるものでは無いと思います。
証券会社にとっては手数料収入にもなるので、やり方含めて積極的にPRしてたりします。
タダ取りとよく言われますが、実際は一定の資金、手間、コストをかけて取得するものなので、タダ取りだとも思いません。
優待クロスがNGと言うなら、そもそも株主優待制度自体が不公平なものです。それらすべてを含めた条件で投資するかどうかを各個人が判断すればいいだけで、優待クロスを批判しても仕方がないです。
もし企業にとって優待クロスが不利益だと判断されれば、長期保有条件などを付ければいいだけなので、そうしないということは企業側も黙認していると言えます。それでも優待クロスに不満がある人は、株主総会などで意見すればいいのです。
実際、株主優待の導入が一巡し、優待クロスをする人が増えてきたこともあってか、優待条件の変更をする企業が増えている気がします。
その流れは仕方ないとして、利用できる間は利用すればいいと思います。
不公平な制度という点では、「ふるさと納税」の方がよっぽど酷いかと・・・。
今まで利用してこなかった理由
なぜ今までやってこなかったかというと
- 面倒だから
- やり方の詳細を理解していなかった
- 資金不足
この辺りです。
基本的に面倒なことが嫌いなので、株主優待銘柄についてもキャピタルゲインを狙いながら優待も取得できるという観点で選んでいます。普段はほったらかしです。
今回始めるにあたって手順を勉強したのですが、なかなか手間です。また手順を踏んで確実に処理しないと、得をするどころか損をしてしまいます。
ただ詳細を理解して必要なコストと手間を把握することで、お得度をやっと認識しました。
・・・確かにこれを使わないのは勿体無い。
資金不足というのは、基本的にキャッシュポジションが常に少なめなので、優待クロスをしようと思ってもガッツリ取るだけの資金が無かったのです。
始めようと思った切っ掛け
- 退職して時間ができた
- 固定収入が無いので生活費を下げたい
- キャッシュが増えた
取りあえず退職して時間はできました。
何もしないで余裕なほどの資金は無いので、生活費は気になります。必要なものを我慢するほどではないですが、同じものを買うのに安く買える方法があるのであれば手間とのバランスも考えて積極的に利用したいです。
〇〇Payなんて利用せずにはいられません。
そんな中、買い物金額が大きいのが普段使うスーパーです。
我が家の場合「平和堂(8276)」です。
過去に何回も優待目当てに買うかを検討しながら、利益率の低さが嫌でやめてましたが、優待だけ昨年の11月にヤフオクで手に入れてみました。
ヤフオクの場合、3割くらいロスします。今回、優待クロスのコストを計算してみると1割未満のロスで済み、より安く手に入ることがわかったので、優待クロスをやってみる気になりました。
また、オーデリックのMBOに伴う売却や、エスケーエレクトロニクスの決算被弾による損切りで短期間に2つの主力銘柄が現金化され、一方で市場は新型コロナウイルス騒動や、昨年からの株高で、なかなか大量に買いたくなる銘柄が出てこない、しばらくはキャッシュ多めに持っておこうかなという感じがしています。
そのため、優待クロス用の資金がタップリとあり、どうせなら眠らせずに働いてもらおうかということです。
優待クロスデビュー
2/20確定日の「しまむら」と「平和堂」から始め、2月末権利確定銘柄をいくつか取ってみました。
取りあえず履歴を表にするのが大好きなので、一覧表を作成して管理していきます。
平和堂は在庫有りってなってたから余裕だろうと、最初にしまむらで練習。
いよいよ平和堂をやるかと思ったら100株しか取れず。ホントは500株欲しかったです。平和堂での購入額を想定して1000株にするか悩んだのは何だったんだ?
まぁ最初なんでそんな失敗もあります。
そもそも思い立ったのが直前すぎだろってことで、2月末分で気になるところは早めに取ってしまいました。
GMOクリック証券は貸株料が高いようなので、何日前に取るかが難しいです。
思わぬメリット
優待クロスをすることで思わぬメリットがあることに気が付きました。
- 決算報告書が届く
- 株主総会の出席チャンスがある
- 今まで存在すら知らなかった銘柄に出会える
優待の権利を取るということは総会案内、決算報告書なども届くということです。そのうち大量の資料に嫌気がさすかもしれませんが、取りあえずは色々な会社の資料を見ることができるのは楽しみです。
近場で株主総会が開催される会社であれば出席することも可能です。
また、優待クロスするかどうかで最初に見るのは優待内容ですが、そこからどんな会社なのかまで気になって見ることもあります。中には優待クロスでは無くて株主優待銘柄として長期保有しようかなと思えるものもあります。
優待クロスを切っ掛けに主力銘柄になるようなものも出て来るかもしれません。
ということで、当面は優待クロスでキープ中のキャッシュに働いてもらおうと思います。
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