かつての主力銘柄、トータル収益額第3位のユニバーサル園芸社(6061:JASDAQ)から2019年12月分(中間決算期)の株主優待が到着しました。
一時期停滞していましたが、ここのところ国内が好調で盛り返してきてます。あとは赤字の米国さえどうにかなれば再浮上しそうです。
ユニバーサル園芸社(6061:JASDAQ)
ユニバーサル園芸社は、大阪府茨木市に本社があり、オフィスなどへの観葉植物レンタルを主要事業としています。また、園芸雑貨・生花などの小売りも手掛けています。国内の同業を潰しに行くのではなく、M&Aによる海外進出を進めて事業拡大を図っている会社です。
ユニバーサル園芸社の優待内容と条件
- 権利確定月:12月、6月(年2回)
- 必要株数:100株
- 株価:1787円(2020/3/3)
- 優待内容:オリジナル クオ・カード2000円分(6月末)、1000円分(12月末)
年間3000円のクオカードがもらえます。今回は12月分なので1000円のクオカードです。
デザインは、大阪本社に隣接した場所にある小売店舗「the Farm UNIVERSAL」内にあるカフェ「FARMER’S KITCHEN」のメニューのようです。
昨年9月に灼熱の株主総会が開かれた場所の隣ですね。
指標から見たユニバーサル園芸社
- 株価:1,787円(3/3)
- PER:12.43倍
- PBR:1.22倍
- 予想配当利回り:1.12%
指標的には程よい感じのところです。
配当利回りは低いですが、これは株主総会で社長が言わてれいたように、M&Aなどによる成長に資金を使いたいという方針からです。それによって大きく成長できるのであれば配当が少ないのは問題ありません。
キャピタルゲインで報いてもらうか、インカムゲインで還元されるかの違いだけです。
中間決算も好調で、通期も強気な予想になってます。
ただし、直接的な影響は少ないとはいえ、コロナウイルスショックで達成は困難かもしれません。
景気が悪くなるとレンタルグリーン契約が減る可能性もあります。また、赤字の米国事業を黒字化できるかも気になります。
今後どうする?
株主優待銘柄として100株保有する分には何も問題ないですが、再び主力銘柄として買い増すとまではいきません。
コロナウイルスによる景気悪化の影響も心配ですが、ここの場合、優待改悪リスクがあると思ってます。
数年前から社長が東証1部を目標にしておられ、東京オリンピックの頃には・・・なんていう話もありましたが、東証の市場区分見直しによって、東証1部(プライム)への指定替えはかなり困難になりました。
現状の時価総額は100億弱ありますが、流通株式となった場合に上位がほとんど引っかかるため、実質半分程度の時価総額になってしまいます。
プライムを諦めるなら、株主数確保という目的が大きそうな現行の株主優待制度を維持する理由も無くなります。継続保有条件も無いため、株主数は大幅に増えてます。株主への公平な還元を目指すなら、優待を廃止しして少しでも配当を増やすべきと思います。
現状は配当と優待のバランスが非常に悪く、そこが納得いかなくて主力銘柄を辞めて100株保有に留めてます。
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