優待クロスの良いところと悪いところ

株価の暴落が止まりません。全ての会社が倒産でもしない限りはどこかで止まるはずですが、今週に入っての下げ具合なんて、その前数週間が可愛く見えるほどです。

こうなってくると、株価下落リスクの無い信用クロス取引を利用した株主優待取得が最強という声も聞かれますが、果たしてそうでしょうか?

最終的には各自で判断するしかないですが、私の場合、ここまでバーゲン価格になってくると現物保有で配当・キャピタルゲインを取りに行きたいです。現物メインで優待クロスはおまけ扱いかな。

優待クロスの良し悪し

良いところ

  • 株価の下落リスクが無い
  • 低コストで優待取得
  • 年に数回転で利回りアップ

悪いところ

  • 配当、キャピタルゲインが取れない
  • 継続保有、長期保有優遇銘柄ではメリット減
  • 優待改悪・廃止リスク

 

ここまで株価が暴落してくると、配当利回りが上がって来たり、今後株価が反発した時のキャピタルゲイン狙いで現物保有をしたくなります。もちろん、ここから更に株価が下落するリスクもあるので、銘柄選別は必要ですが、この暴落をチャンスと捉えるのであれば、優待クロスに資金を振り分けるのは勿体無い気がします。

その辺りはどちらが良い悪いではなく、各個人の株式投資に対する考え方の違いによるものです。投資でリスクを取らず低コストで優待だけを取得するのも有りだし、リスクを取って優待・配当・キャピタルゲイン全て狙いに行くのも有りです。

どちらかを選ぶ話でもないので、一人一人のリスク許容度によって振り分けを考えればいいと思います。

今後の見通し

全くわかりませんが、明けない夜は無いと信じるのみです。

新型コロナウイルスも欧米へと拡散し、終息の見通しが全く立たないので仕方のないところですが、中国・武漢では治まってきているのがせめてもの救いか?

何故終息してきたかよくわかりませんが、結局、ある程度の人が掛かってしまわないといけないのでしょうか?それまでに経済が死にかねませんが・・・。

 

主力株については少しずつ買い下がってます。株主優待銘柄もバーゲン価格で長期保有条件がある銘柄を中心に買い足してます。ただし、キャッシュ比率はもう何回か暴落しても買い増し可能なくらいを維持。維持分は優待クロスで資金活用です。

コメント

  1. 伏見の光 より:

    どこかに書きましたが、優待クロスと現物投資は、どちらも優待が取れたとしても、「意味」が違うと考えて、区別しています。

    優待クロスは、いわば現金を回しているだけのことで、それだけで、昨今の定期預金とかはもちろん、国債とか社債の債券を上回るリターンかあります。
    だからこれは「現金」と同等。

    一方、現物株は配当、優待が取れても、値動きで損失を被る(逆に利益を得る)値動きの幅のリスクが大きいですから、全体としてはその分、リターンを大きく取りたいものです。こちらは「投資」です。

    私自身の今の運用は株式と現金と不動産が1/3ずつというような感覚です。

    • すぎじゅん より:

      私の場合、投資に回さない現金は完全に分けていて優待クロスに使えないのでというのもあると思います。

      投資用資金の中で、現物を買うために待機させている資金を使って優待クロスをしているので。
      そのあたりの資金管理方法は今後変えていくかもしれません。

      それにしても毎日よく下げることで・・・。

      12月はまだ優待クロスをしてなかったので優待到着で癒されることも少なく、なかなか厳しい状況ですね。