株主優待銘柄として保有している「日本トランスシティ(9310:東証1部)」から2020年3月期分の株主優待が8月8日に届きました。
2019年2月に新設された優待なので、今年で2回目です。
条件が1000株ということで多少ハードル高めですが、新型コロナウイルスの影響も大きく受けることなく、万年割安な倉庫業で業績は安定しているので、年率5%程度の期待利回りで長期保有するには申し分ない銘柄です。
日本トランスシティ(9310:東証1部)
特色「倉庫業界4位、中部地区最大。総合物流企業で海外に展開。四日市港で取扱品目の多様化を推進」
日本トランスシティは株主優待銘柄としての1000株保有です。
日本トランスシティの優待条件と内容
- 権利確定月:3月
- 最低必要株数:1,000株
- 株価:493円(8/7)
- 優待内容:自社グループ取扱商品の中からいずれか1つ選択
1000株からなので、約50万円必要です。
今回の選択肢は下記4つでした。
- ポークハム(三重県産豚肉使用)、飛騨牛ハンバーグ(レトルト)セット詰合せ
- 飛騨牛ビーフカレー(レトルト)セット詰合せ
- 飛騨牛ビーフカレー、ビーフシチュー(レトルト)セット詰合せ
- 三鈴カントリー倶楽部(三重県)でご利用いただけるゴルフプレー優待券(5,000円)
4は自社保有のゴルフ場のようです。
・・・ということで、2019年と全く同じです。1mmも変わってません。
2020年3月期の優待受け取り
今回選んだのも2番です。
中身は「飛騨牛ビーフカレー 6個」です。「飛騨牛」の名付け親、吉田ハムの品物。岐阜県大垣市の会社です。
このレトルトカレー1箱がデカい。写真も牛肉でどんだけ凄いねん???って感じです。
それもそのはず、この商品、単品で買うと980円(税込)もします。
今回送られてきた化粧箱入りの6個セットは、6,000円(税込)します。
自社施設の4番よりも金額的に高いというかなり謎な価格設定です。
指標から見た日本トランスシティ
2020/8/7の株価で計算した日本トランスシティの各指標です。
- 株価:493円(2020/8/7)
- PER:14.4倍(会社予想)
- PBR:0.53倍
- 予想配当利回り:2.03%
割安な感じはしますが、倉庫業という業種を考えると妥当なところでしょう。ここからの下値は限定的だと思います。
会社予想は四季報予想よりも減益幅が大きくなってますが、それ程極端な業績の落ち込みはありません。配当も無理のない範囲で維持となってます。
1Qの結果も3割程度の減益でそれほど悪くは無いので、結構控えめに見積もった業績予想と思います。ただし、予想以上の経済が落ち込むと達成は困難かもしれません。
10年チャートを見ても、コロナショックで300円台前半まで下がったのも一瞬で、既に定常状態に戻してます。
大きく上げる可能性は低いですが、大きく下げる可能性も低く、特に何事も無ければジワジワと株価を上げてくれる銘柄です。
日本トランスシティどうしよう
株主優待が1,000株からということで少しハードル高めに思えますが、株価が493円ほどなので1,000株でも50万円未満です。
優待内容は、
- ギフト金額は6,000円相当
- なのに自社施設割引を選ぶと5,000円優待
- もう少し選択肢が欲しい
という感じです。優待利回りで1%ちょい。配当金と合わせて3%ちょいの利回り。
業績も安定していて株価上昇によるキャピタルゲインも多少は期待できるので、長期保有で5%程度の利回りを期待する分には申し分ない銘柄です。
ストレス少なく投資をしたい人にお勧めです。
株主総会の様子や業種を考えると、主力銘柄になることは無いかなという印象。
問題は優待の発送時期なんですよね。8月上旬のお盆週間前に届きます。今年はギリギリ受け取りが間に合いましたが、昨年は1週間マンションの宅配ボックスに放置する羽目になりました。
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