2014年にスタートしたNISAですが、2018年末で5年の期限を迎えます。
未だ売却せずに持ち続けている銘柄について取れる選択肢は3つあります。
- 2019年枠に移す(ロールオーバー)
- 特定口座などに移す(払い出し)
- 年内に売却
私も2014年のNISA枠で購入して、まだ売却していない銘柄が1つあります。購入価格に比べて-20%程度まで下落しているため、損益通算ができないNISAでの扱いに困っている銘柄です。
さて、どうするのがいいのでしょうか?
結論から言います。
冷静にその銘柄の今現在の価値を他の銘柄と比較し、
- 今の価格でも買いたい
⇒1 or 2 - 他の銘柄の方が良さそう
⇒2 or 3
ということになります。結論と言いながら少し曖昧ですが・・・。
これはプラスになっている銘柄も、マイナスになっている銘柄も基本的に同じ考えでいいです。ただ通常は、プラスになっている銘柄は1か2、マイナスになっている銘柄は2か3という結論になると思いますが・・・。
この結論になる理由は
1でも2でも、2018年末の価格が、新規取得価格になるためです。
2014年の買付価格は持ち越せません!
持ち越したところで年末に強制決済されるのと同じで、年末時点で一旦損失(or 利益)が確定してしまいます。
なので一旦冷静に他の銘柄と比較して、今その銘柄を買うかどうかの判断をするしかないのです。
1は手続きが面倒なのと、2019年のNISA枠を消費するため、よっぽど強気になれる銘柄でないと選ぶ気になれません。どうしても欲しいなら、年内に売却して、2019年に買い戻すこともできます。売値より安く買えるかは賭けになりますが・・・。
放っておいたら「2」になりますが、すぐに現金化する必要が無ければこれも有りです。この場合、結局は年末に損失確定して再度買いなおしたのと同じなので、年明けから上昇後売却すれば売却益から税金を取られるし、さらに下落後売却すればさらに下げた分は売却損の損益通算が可能になります。
どっちにしても元の買値からの売却損(売却益)は年末時点で確定しています。
それなら年内の少しでも高くなったところで売却してしまう「3」でいいかとなります。
NISAの困ったルール
- 売却損が出ても損益通算できない
- 2014年の買値は2019年枠に持ち越せない
今決まっているルール(制度)についてどうこう言ってもしょうがないので、保有銘柄の今現在の実力を再評価する機会と捉えて、他の銘柄の方が良いと思う場合は見切りをつけて売却して、2019年枠での購入資金に回しましょう。
私も現状で比較すると他に良さそうな銘柄はいくらでもあるので、年内には売却(損失確定)するつもりでいます。
NISAの売却損は損益通算できませんが、配当は非課税で受け取ってきたし、他の2014年購入銘柄で利益は出たので、2014年枠全体で見ると+50万(非課税額10万)くらいで終われそうなので良しとしましょう。
問題は全体でもマイナスになっている2018年枠です。まだあと4年の猶予は有りますが・・・。
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