2017年10月からロボアドバイザー投資として「WealthNavi(ウェルズナビ)」と「THEO(テオ)」を同時に開始して、毎月同じように買い付けていっての騰落率を観察してきました。
資産配分先の見直しをする中で、iDeCoの優位性が際立つ中、毎月2万円ずつ計4万円の積立をロボアドに続けるかどうかについて再検討しました。
ロボアド投資対決:WealthNavi 対 THEO
結論1:どちらを選ぶか
比較投資条件
- 2017年9月に初期投資額30万円でスタート
- 毎月2万円ずつ追加投資
- 使用したのは「WealthNavi」と「THEO」の2つ
2017年10月からスタートして約2年、2019年11月初め時点での騰落率です。質問に返答することで最適なポートフォリオが組まれますが、どちらもハイリスク寄りの条件となっています。
投資額とそれぞれの月初評価額の推移。
騰落率での比較がこれ。ほぼ同じ動きです。期間が長くなれば差は出るでしょうが、個別株投資などに比べれば微々たるものです。
- WealthNavi:+6.4%
- THEO:+5.0%
やや「WealthNavi」が優位となりました。ただ大きな差ではありません。これは同じように質問に答えてもウェルズナビの方がよりハイリスクなポートフォリオになるためと思います。そのため、マイナスへの振れ幅もウェルズナビの方が大きくなります。
結論1
- どちらを選んでも騰落率に大きな差はない
- WealthNavi:玄人向き
- THEO:初心者向き
強引にまとめるとこんな感じ。たかだか2年で複利効果も出てない状況なので、参考程度にお考え下さい。
THEOの方が堅実なポートフォリオを組む傾向にありそうなので、初めての投資とかであればTHEOの方が安心かもしれません。
結論2:最終判断
結論から言えば、どちらも解約します。
問題となるのは両方のサービス手数料です。年間1%程度かかります。残高や長期投資をすることで多少下がりますが、それでも0.9%程度までです。
株のアクティブファンドなどでは、未だに2%近くの手数料のものもあるので、それに比べれば良心的ですが、iDeCoのインデックスファンドでは0.1%~0.3%程度のものも多いと思うと少し高い。
投資初心者で自分でファンドを選んでポートフォリオを組むのはハードルが高い、お任せでポートフォリオを組んでくれて、自動でリバランスをしてくれる対価として、1%なら妥当と思える方であれば加入する価値はあると思います。
私の場合、自分でポートフォリオを組んで積み立ても可能だし、他にも投資先があるためロボアドの中だけでリバランスしても意味が無いので解約します。
そんなこと最初からわかってたやんと言われるとその通りなんですが・・・。とりあえず新しいものに手を付けて見たかっただけです。
ロボアド対決も色々な人がしてるし、この辺でいいかなと・・・。
ロボアド投資のまとめ
アーリーリタイアの無収入者なら、ロボアド投資に積み立てるよりも、まずはiDeCoだろうと思います。
色々と手を広げた投資先を整理しているので両方とも解約します。あくまでも私の場合なので、ロボアド投資をお勧めする人もいます。
ロボアド投資を検討してもいい人
- 安定したそこそこの収入がある人(無いならiDeCoか積立NISA)
- これから投資を始める人
- 投資に時間を取られたくない人
申し込む場合は、WealthNaviはSBI証券経由などでの取引もできますが、直接WealthNaviに申し込んだ方が良いです。手数料優遇などで差が出ます。
ロボアド投資って面白そうってイメージもあるので、投資の入り口としては有効です。経験を積んでポートフォリオとかが理解出来たら運用先を見直してもいいし、投資に時間を掛けたくないので全てお任せでロボアドも有りです。
少なくとも大手証券会社や銀行が力を入れている、資産運用を一任できるラップ口座(ファンドラップ)なんてものに比べれば良心的なサービスだと思います。
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