『エフ・シー・シー』の株主優待到着と銘柄評価（2022年9月権利取得分）

株主優待銘柄として保有中の『エフ・シー・シー（7296：東証P）』から、2022年９月末権利確定分の株主優待が到着しました。（2023.1.14）

エフ・シー・シー（7296：東証P）

企業情報

【特色】クラッチ専業メーカー。２輪は世界首位。ホンダ系向け５割。海外比率高くアジアが稼ぎ頭（四季報）

クラッチって何やねんって方はFCCのホームページでお勉強を・・・。

クラッチ工場へ行こう｜株式会社エフ・シー・シー　クラッチ基礎講座

摩擦材の開発からクラッチの組立てまでを一貫生産するクラッチメーカー。FCCは自動車業界の発展とともに順調に業容を拡大し、二輪車用クラッチでは世界のトップシェアを誇っております。

www.fcc-net.co.jp

国内二輪メーカーほぼ全てが取引先。ホンダのオートマ車はほぼ全車FCC製クラッチ。

保有状況

• 現物保有 200株

株主優待条件

株主優待条件

• 権利確定月：3月末、9月末
• 最低必要株数：200株
• 株価：1,319円（2023.1.13）
• 継続保有条件：１年以上（同一株主番号で３回以上・200株以上）

株主優待の内容

• 内容：静岡県特産品（2,500円相当）
• 3月：新茶
• 9月：三ヶ日青島みかん

2022年9月権利確定の優待到着

今回届いたのは９月分なので三ヶ日青島みかん4kgです。

到着日：2023年1月15日

前回の９月はみかんジュースだったのですが、１年でみかんが復活しました。ただし、発送時期が12月から１月に変更となってます。

数日前に平和堂でLサイズ３kgが売られていました。

価格は税込み2139円。4kgに換算すると2852円。FCCの株主優待は2500円相当とされているので、お値段以上の内容で届いています。

過去到着分の紹介

2022年3月分

2021年9月分

指標で見ると・・・

定量的評価

• 株価：1,319円（2023.1.13）
• PER：7.81倍（会社予想）
• PBR：0.41倍
• ROE：6.18%
• ROA：4.61%
• 予想配当利回り：3.94%
• １株配当：52円
• 自己資本比率：75.2%
• 時価総額：752億

会社評価

• 本社：静岡県浜松市
• 設立：1939年6月
• 上場：1994年8月
• 事業：二輪車用クラッチ47、四輪車用クラッチ53
• 海外：90

指標だけ見ていると異常なレベルの割安さ。売り上げも利益も安定しています。ただクラッチってのがEV時代に不要になると思うと、積極的に買えないのも確か。

将来性はクラッチ製造で培った技術力を生かし、EV関連や他の分野で新事業を育てられるか次第。とはいえ、もうしばらくは猶予があるし、今さら他社がクラッチ事業に進出してくるとも思えないので、当面は安定した収益が見込めると思います。

ホンダが20%ほどを保有する大株主。二輪はともかく四輪はホンダ次第なので、ホンダ車に売れてもらわないと困る。

FCCの評価・まとめ

自分の興味を加味した独断と偏見有りの評価なので参考程度に見てください。

• 優待の内容：★★★☆☆
• 優待持続性：★★★☆☆
• 株価割安度：★★★★★
• 株価期待度：★★☆☆☆

200株必要なので25万円強。2500円相当が年２回で5,000円相当とすると、優待利回りで２％弱程度。配当と合わせると５％以上の還元率です。ただ現物優待なので好みは人に寄りけり。特にお茶はなかなか自分で入れて飲まないですね。

半年以上条件が付いているので最低限の優待クロス対策は実施済み。財務も業績も安定しているし、地元貢献の地域特産品なので廃止の可能性は低そう。ただし、みかん ⇒ みかんジュース ⇒ みかんと内容が変わったように、内容変更や条件変更はありそう。

自動車やバイクのEV化が進むと予想される状況で大きく買われる可能性は低いけど、今の株価はいくらなんでも割安なので、ここから大きく売られる可能性も低いと思う。

すぎじゅん

優待銘柄の取得方針など

・優待はオマケ、利回り追求しない

・株価上昇が期待できる銘柄を保有

・ギフト系優待が好み

・待機資金で優待クロス実施