各証券会社の年間取引報告書が出そろったので、確定申告書を作成しました。あと一つだけ必要書類が揃っていないのがあるので、提出は2月に入ってからになります。
2021年(令和3年)提出、2020年(令和2年)分の確定申告期間
- 2021年2月16日~3月15日
ただし、これは納税する場合の提出期間なので、還付申告のみの場合、「確定申告書作成コーナー」が公開された1月4日以降であれば提出できます。私は後で支払うよりも返還してもらう方が好きなので、証券口座は全て「特定口座・源泉徴収あり」にして、還付申告をするようにしてます。
還付申告を早くするメリットは、早くするほど返金が早く完了することです。ちなみに昨年の例だと2/7申告して、2週間後の2/21には還付金が振り込まれました。
細かいやり方とかを説明するのは面倒なのでパス。
確定申告のメリット
確定申告書の作成は面倒ですが、面倒なりのメリットがあります。
- 還付金で税金を取り戻す
- 所得税、住民税、健康保険料などのしくみがわかる
会社員をしていると会社の源泉徴収で済ませてしまう人が大半だと思います。実際私もそうでした。ただ、株式投資をしている場合、配当金を受け取っています。配当金の税金はよほどの高収入でない限り、確定申告をした方がお得なので、チャレンジしてみることをお勧めします。どのみち退職したらする必要があるので、早いうちから慣れて、取り返せる税金は取り返しましょう。
最近は、マイナンバーカードを使ったe-Tax申告をすれば、税務署に行く必要も無いです。添付書類も還付申告程度であれば自己保管で済むので提出不要です。数年前と比べても随分楽になりました。
面倒と言ってますが、慣れてしまえば意外と簡単です。今回も必要書類をそろえる時間を除くと、データ入力しての確定申告書作成自体は1時間ほどで完了しました。
必要なのはマイナンバーカードと読み取り機器
最後に残る面倒な手続き
年々便利になっているe-Taxでの確定申告ですが、とても面倒なことが一つ残ってます。配当金を総合課税にした場合、最大限に納税額を減らそうと思うと、市役所に行って「上場株式に係る所得の個人住民税の申告不要制度」の書類を提出する必要があります。
これを出さないと所得額に基づいて計算される健康保険料などに影響します。影響しない人であれば手間と天秤にかけて確定申告のみで完了でもいいですが、私の場合、ガッツリ影響するので確定申告書の控え一式を持参して、後日、市役所に行ってきます。
さらに望まれるデジタル化対応
住民税の件なんて国税と地方税のシステムが一体になっておらず、どんだけデジタル化が遅れてるのかっていう良い例です。デジタル庁もできるので早いうちにどうにかして欲しいものです。
他に対応して欲しいこととしては、各種控除データの取得。年金支払い、健康保険料支払いもろもろ。何でもかんでもマイナンバーカードに紐づけされるのに抵抗感を持つ人もいると思いますが、私はその辺は抵抗なくて、それで便利になるなら全然気にしません。デジタル化を進めて余剰になったマンパワーを他のサービスに回してもらう方がよっぽどいいと思います。
あと証券会社側としてはxmlデータのダウンロード。使っている証券会社ではGMOクリック証券が対応してますが、ファイルを選択して読み込むだけで入力が完了するので、データ入力する必要が無くて滅茶苦茶楽です。SBIと楽天でも対応して欲しい。これなんてすぐにできる気がするけど。
コメント
えー、もう終わったのですか・・・。いいなぁ・・・・。
こちら、これからやたら面倒な一般口座の計算があります。
優待クロスがかなり増加しているので、この分がまた面倒です。信用売の配当分支払いは損失になりますので、この加算を忘れずにしないといけません。不動産や太陽光発電関係の収入の計上もありますし。
同様にここ何年かは上場株式に係る所得の個人住民税の申告不要制度で市役所にも行っています。これをしないと、優待クロスで形式的に入ってきている配当分まで収入としてカウントされることになりますから。
一般口座はしたことないけど面倒そうですね。
不動産や太陽光発電関係もあるとなると、さらにややこしくて大変そう。
優待クロスといえば、配当金が思った以上に増えていて、余りまくると思っていた所得控除をかなり使えたのが予想外のメリットでした。