トランプ砲による米中貿易摩擦で大幅下落に終わった日本株ですが、2019年3月期の決算速報が続々と発表されています。その他にも色々とIRが出てます。
それに伴い、保有銘柄でも明暗が分かれたので個別にコメントしておきます。
来週は、金曜日に発表された主力銘柄・村上開明堂がどう動くかと、14日、15日のイボキン、サンセイランディックの発表が気になってます。
2019年5月10日週の動き
アスカネット(2438:マザーズ):明
アスカネット(2438:マザーズ)からASKA3D量産化への移行IRが出ました。発表翌日はほぼ寄り天になり、高値1866円を付けたものの1589円(+68円、+4.47%)で終わったものの200万株という出来高。
金曜日は+127円(+7.99%)となり、1716円まで上げてきてます。4月に2000円目前まで行った後、ズルズルと1500円台まで落ちてましたが、再び高値を目指すのか?
夢を追う段階から、業績への効果を追う段階に移ってきているので、今後の市販品への採用ニュースが待たれます。
ノザワ(5237:東証2部):暗
不良品を流出させた影響で大幅な下方修正と大減配を2月に発表して、既にどん底まで下げていたノザワですが、更なる下方修正を決算速報で出してきました。その結果、金曜日は-34円(-4.5%)の721円となりました。
ここは会社としての姿勢が問われます。
2月の発表時に今後さらに影響あるかもとは書いてありましたが、3ヶ月でさらにここまで悪くなるとは。不良品流出がわかってから2月の下方修正まででも随分と長い期間がかかってたのに。
見積もるのが難しいのはわかるけど、質問をしてもぼやかした意味不明の返答しかしてきません。
株主への対応に正直さとか誠意が見られないのが残念です。
電算システム(3630:東証1部、名証1部):明
木曜日に書きましたが絶好調です。
木曜日ストップ高の後、金曜日も+256円(+6.86%)で4130円まで上げてます。
今までだったら確実に3000円程度のところで売却していましたね。
中長期の株式投資で利益を出すためには、「利益は大きく、損失は小さく」です。とはいうものの実践するのは難しい。
アスカネットのように利益確定する前に下げることもあるし、ノザワのようにズルズルと損失を増やすこともあります。
難しいけど意識しておかないと「利益は小さく、損失は大きく」なるので、改めて肝に銘じます。
ソフトバンクグループ(9984:東証1ぶ):中立
孫さんが派手に発表していたようですが、直接の業績とは別に「株式分割、実質倍増の配当、株主優待の廃止」が発表されています。詳しくはこちら。
金曜日に「ウーバー」が上場しましたが、IPO価格の45ドルに対して、初値が42ドル、終値で41.57ドルと公募割れして終わってます。
米中貿易摩擦という外部環境の悪さがあるものの、ソフトバンクグループの大型IPOとしては、大コケしたソフトバンクのIPOが思い出されます。あの時も雰囲気最悪の中での公募価格割れでしたが・・・。
さて、週明けどうなることやら。
今のところ優待が無くなったので売ってしまおうと思ってます。月曜日に下げても、買値は8000円台なので売ってしまおうか?
日信工業(7230:東証1部):明
2018年3月期は特損で赤字となりましたが、2019年3月期は元に戻してきてます。四季報予想値を上回ってきたこと、2020年3月期の予想も強気なことから金曜日は大幅高となりました。
それでも1467円なので安いです。
もっとも自動車部品株はこれくらいの割安放置株がゴロゴロしているので、それに比べて特別安いという程ではありません。
ここは配当もそこそこあるし、優待も年に2回なので、あと700株買い増しして1000株優待へランクアップしてもいいかなと思ってます。
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