ここ最近、クロス取引での優待到着紹介がメインでしたが、久しぶりに株主優待銘柄として現物保有している銘柄の優待到着・銘柄紹介です。
今回は、何だかほっこりさせてくれる社名だけど、単に創業者の名前から取っただけのフルサト工業(8087:東証1部)です。
フルサト工業(8087:東証1部)
フルサト工業の特色
「鉄骨建築資材の大手。自社製品に強み。機械・設備、自動車向け工具、セキュリティ分野へも展開(四季報より)」
古里龍平社長、創業一族2代目の社長さんなんですが、全然守りに入らない良くも悪くもワンマンな感じです。それでいてかなりの堅実経営。財務鉄板です。
フルサト工業の優待条件と内容
- 権利確定月:3月末
- 必要株数:500株
- 株価:1,320円(7/9)
- 優待内容:全国のうまいものを40品厳選したオリジナル「ふるさと小包」カタログギフト(3,500円相当)
40品目と選択肢の数は普通ですが、大判サイズのカタログが届きます。写真が大きいのでどれもこれも非常に美味しそうに見えます。
今回選んだのは、カタログトップページで紹介されている、山梨県産「一宮の桃」です。
実際に到着した桃がこちら。桃は果物の中でもかなり好きな方です。
3,500円相当ということで余分の500円があるため、よくある3,000円相当と比べてワンランク上の内容となっている印象があります。
一方でスーパーで一番高い桃を買っても1個500円することはないよなぁ・・・という気はするので、あまり価格の事を気にしてはいけません。
味は非常に甘くておいしかったです。
ちなみに500株となると65万円程度必要となるので、優待利回り的には全くお勧めできません。
指標から見たフルサト工業
2020/7/9の株価1,320円で計算したフルサト工業の各指標です。
- 株価:1,320円
- PER:9.0倍(予想連結)
- PBR:0.45倍
- 予想配当利回り:4.43%
激安と言ってもいいくらい指標的に見て割安度はかなり高いです。どこの数字を持ってくるかで多少変わるのはご容赦を。
配当利回りも高いです。ただし、配当性向30%とという基本方針が有るので、減益になると減配の可能性があります。
2020年は減収になってしまいましたが、過去10年で見ると安定の増収増益傾向となってます。
コロナの影響で2021年は減収減益予想となってますが、四季報夏号を見る限り、大きな落ち込み予想とはなってません。セキュリティ分野で攻めていくようです。
フルサト工業どうするか?
株主優待銘柄としてみると500株必要なので優待利回りが低いですが、純粋に投資先として見ると、指標面や会社の成長性から考えて非常に割安に見えます。
新型コロナウイルスの影響で工事が停滞して業績への影響も出てますが、そこで守りに入るのではなく、事業拡大に繋げようとしているのも好印象。
コロナショック前に買っているので20%程度の含み損状態ですが、長期的に見て問題は無く、おまけで貰える株主優待を楽しみつつ継続保有します。
ランクアップ1,000株優待とか新設されたら速攻で買い増ししたいくらいです。
現行水準で買えば、「値上がり益+配当+株主優待」を全部ひっくるめてバランスよく期待できる銘柄だと思います。
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