株主優待を変更・廃止する会社が増えてます。過去一貫して増え続けていた優待実施企業数もマイナスに転じました。その主要因と考えられるのが、新型コロナウイルスによる業績の悪化・・・ではなく、2022年4月に控えた東証の市場区分見直しと思われます。
従来2200人以上必要だった株主数が、プライムで800人、スタンダードで400人と大幅に減らされたので、株主数を増やすために優待を実施していたような会社で優待廃止が増えそうです。
一方で、300株とか500株など複数単位の株主や長期保有の株主に対しては拡充する動きもあります。また、株主数が減れば優待などのコストが減り業績にはプラスになるので、優待変更は悪いことばかりではありません。
ひろぎんHDのような明らかに継続無理だろという銘柄は別として、なかなか事前予想は難しいので、どんな発表があっても甘んじて受け入れるだけです。
前回の答え合わせ
2020年8月24日に、保有銘柄の中で優待変更のありそうな銘柄を抽出しました。1年半経って、どうなったか確認してみましょう。
過去記事はこちら
ブロードリーフ(3673)
△:TOYOTA Walletへの変更
VISAギフトカードから変更になりましたが、金額などの条件は変わらず。細かいことは知りませんが、トヨタウォレットと繋がりがあるので、イメージとしては自社関連製品に変更になった感じ。
ただし、スマホが必要になるなど評判が悪いので、また変更になる可能性があります。
第一稀元素化学(4082)
〇:2020/9/20 優待廃止を発表
竹本容器(4248)
〇:2021/6/12 優待廃止を発表
ユニバーサル園芸社(6061)
×:今のところ変更なし
前回記事を書いた時点で、既に1回金額削減の改悪をした後だったということもあり、それから変更はありません。ただし、目標としていた東証1部が市場再編で遠のいたので、現状の優待を維持する必然性は低くなっています。
九州リースサービス(8596)
×:今のところ変更なし
既に売却済みで現在は保有していませんが、継続する理由の無さそうなやりすぎ優待なので、今後も改悪リスクは高そうです。
エスリード(8877)
×:今のところ変更なし
フジ・コーポレーション(7605)
×:今のところ変更なし
1:2の株式分割がありましたが、優待に必要な株数もそのまま倍となっており、実質変更なしです。
日本管財(9728)
×:今のところ変更なし
こうして見ると、あまり当たってないですね。
優待変更がありそうな銘柄
保有銘柄 株主優待 改悪・変更・廃止チェック1
懲りずに2022年1月時点で再予想。
1はSBI証券保有分です。SBI証券保有銘柄は、長期保有条件や長期保有での優待内容アップが設定されている銘柄がメインです。
保有銘柄だとこのあたりが怪しいかなという感じです。
- ヒューリック
- 早稲田アカデミー
- ニチリン
- ジーテクト
- 日本モーゲージサービス
- フジ・コーポレーション
- オリックス
詳細は下記でどーぞ
また、1,2年経ったところで答え合わせしてみたいですね。
その2として、楽天証券保有分(長期保有条件、長期保有優遇なし)の評価をしようかなと思いつつ、ちょっとバタバタしているのでまた今度。
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