図書館本の読後感想です。
正式タイトルはこちら「世界を見てきた投資のプロが新入社員にこっそり教えている驚くほどシンプルで一生使える投資の極意」
- 発行日:2020年06月26日
- 著者:加藤航介[カトウコウスケ]
- 出版社:東洋経済新報社
- 価格:1,595円(税込)
シンプルで一生使える投資の極意
タイトルで新入社員に・・・となっていますが、日本の場合、投資教育なんてされて無いので、年代に関係なくこれから投資を始めようという人に投資とは何かを知ってもらうのに良い本です。
投資経験のある人も、もう一度自分の投資について考え直す切っ掛けになると思います。
個別株などの細かい知識や技術的な話はほとんどなく、人生の中で投資とどう付き合っていくのかという本質的な内容が中心です。
本の概要
タイトルだけ見ると投資に関して極めつけとなるような技術的な奥の手を教えてくれそうな感じですが、全くそんな内容はありません。
ザックリこんな本です。
- 新入社員と投資のプロの会話形式で話が進む
- 1項目1日みたいな講義形式
- そもそも投資とは何かという説明
- 日本と世界との差について
- 自分の人的資産も含めた人生設計を考える
- 長期投資と分散投資
- 投資に手間を掛けない
- 最終的に何を選ぶかは自分で考える
個別株や難しい商品などの話はほぼ無く、最終的に勧めているのは
- ファンド
- 長期投資
- 分散投資
これだけです。どういう考え方で分散を決めるのかとかの考え方も説明されています。最終的にどうするかは、一人一人で状況が違うので各自で判断というスタンス。
投資が趣味なんて考えられない、投資はなるべくシンプルに完結させて、普段は仕事や遊びを目一杯したいという方は、特に参考になるところが多いと思います。
とにかく、細かい投資スキルの本ではないので、そこを期待して読むと期待外れになります。
この本の内容を受けて
読後に改めて自分のポートフォリオを見直すと、全く書かれているような状況になっていないけど、目指している所は近いかなという印象。
私の場合、日本の個別株投資が多いので、どうしても日本比率が高くなって海外比率が下がってしまいますが、日本株の中でも海外展開をしている企業の割合を増やしていこうとか、個別株が日本に偏るのでiDeCo・積立NISAなどの積み立ては海外資産を中心にすることで目標とするバランスを目指しています。

根本的な投資に対する考え方は大きく間違ってないかなという確認になりました。
本の中では個別株投資については出てきませんが、短期の値動きにとらわれず長期の値動きで考えるとか、分散の考え方は通じるところがあります。
投資をするうえで本当に大切なことがわかるので、特にこれから投資を始めようという人に読んでもらいたいです。「老後2000万円問題もあるし、少しずつ積み立て投資でもしようかなぁ。どうするのがいいの?」という人は最初の1冊としてどーぞ。
ただし、個別株投資を頑張りたいという人はこの本では不足です。というか、個別株についての説明はありません。
投資経験者でも参考になる点はありますが、一度読めば十分で手元に置いておくほどの深い内容は書かれていません。経験者は貸本でいいかな。
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