2019年9月に新規購入し、11月にすべて売り切ってしまっていた『テイカ(4027)』を再購入しました。
ここって株主優待が無いんですよね。そのためどうも握力強く持つのが難しい。1,000株くらい買ってしまえばもう少し握力上がりそうですが、取りあえず300株購入です。
テイカ(4027:東証1部)
企業情報
特色「 酸化チタン大手。塗料、日焼け止め化粧品原料が柱。界面活性剤は東南アジア進出。電子材料も」
酸化チタン(TiO2:チタニア)は、優れた白色度や隠蔽力、着色力、化学的に極めて高い安定性などの特色をもつ白色顔料で、日焼け止めの化粧品原料の他にも、電子セラミックスの原料や、紫外線と反応して汚れを浄化する光触媒の材料としても使われています。
2019年9月にお試し買い
2019年11月に撤退
お試し買いレベルなので結構適当に買って、適当に売った感じ。
今年に入って、「経済産業省認定グローバルニッチトップ企業100選」に選ばれています。
そんなニュースも有り、再評価・再購入となりました。
テイカの優待条件と内容
- 株主優待制度はありません
ただちょっと期待できるのは、ここ最近の株価低迷で時価総額が400億円ほどになってます。市場区分見直しで500億がプレミアム市場の基準になるとすると、脱落してしまいかねない微妙な位置にいます。
ここは安易な株価対策として、酸化チタン使用製品を贈呈とかどうでしょう?光触媒機能付き壁面パネルとか。
指標から見たテイカ
2020/9/10の株価で計算した各指標です。
- 株価:1,442円
- PER:22.3倍(会社予想)
- PBR:0.70倍
- 予想配当利回り:2.50%(会社予想)
新型コロナウイルスの影響で減益となっているためPERで見ると少々割高ですが、PBRで見ると割安な状況です。
今回のコロナショックを一時的な業績低下と考えると、割安な水準と見ていいのではないでしょうか?業績の悪化も限定的なので、この水準から株価が大きく下落するとは考えにくいです。
テイカの貸借対照表(BS)(GMOクリック証券から)
綺麗な右肩上がりでしたが、2020年はコロナショックもあり停滞です。
テイカの損益計算書(PL)(GMOクリック証券から)
利益率が結構高いんです。収益も安定的。
コロナショックで2021年は減収減益予想ですが、一定の利益は出ていて、連続増配している配当も維持しそう。
テイカの株価 1年(Yahooファイナンス)
1年の株価推移を見ると、コロナ前まで2,000円程度だったのが、コロナショックで1,200円程度まで下げ、現在は1,400円台を回復したところ。
テイカの株価 10年(Yahooファイナンス)
10年チャートを見ると全然イメージが変わって、2016年に1,000円程度から3,500円ほどまで上げた後、ズルズルと下げている途中にも見えます。
ただ現状の1,400円台は、PBR 0.7倍で、過去10年安定した業績で利益を積み上げてきた会社として、これ以上下げそうにない水準に見えます。
購入理由まとめ
- コロナショック後の戻りが悪く割安度が向上
- コロナで減収減益だが影響は限定的
- 長期的に見て日焼け止め化粧品ニーズは高くなる
- PBR 0.7倍から下げても限定的
- 時価総額500億に戻らない場合、何らかの株価対策があるかも
- 元素系だから
安定した業績を考えると、今の1,400円台の水準で買っておけば、長期的に見て年率5%程度の利回りは見込めると思います。
元素系といえばこちらも
テイカはチタン(Ti)、第一稀元素化学はジルコニウム(Zr)です。周期表を見るとわかりますが、この2元素は親戚です。
まぁ一言で言えば、どうでもいい話です。
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