株主優待銘柄として保有している『テイ・エス テック(7313:東証1部)』から、2020年3月分の株主優待として選択した商品が到着したので紹介します。
100株と300株の2名義保有です。
テイ・エス テック(7313:東証1部)
TSテックの特色
「ホンダ系の4輪シート部品メーカー。2輪車用も手がける。約9割がホンダグループ向け(四季報より)」という会社。
ホンダ車のシートを作っていて、2020年2月に発売された新型フィットも、もちろんTSテック製のシートです。開発話を見ているとFIT4が欲しくなってしまいます。
ホンダの比率が高いので、ホンダの売れ行き次第というところがあります。
TSテックのホームページは、必要以上に凝っておらず、非常に見やすい好感の持てるHPです。
優待条件と内容
- 権利確定月:3月
- 最低必要株数:100株
- 株価:2,944円(7/16)
- 優待内容:自社事業所所在地(埼玉、栃木、静岡、三重、熊本、大分、その他海外)ゆかりのオリジナルグルメギフトから1点
株数と金額
- 100株以上:3,000円相当
- 300株以上:6,000円相当
我が家は、100株と300株の2名義保有です。2名義とも2019年3月以降の購入なので、2020年3月が初取得。
2020年の優待商品が上記写真です。
自社事業所所在地(埼玉、栃木、静岡、三重、熊本、大分、その他海外)ゆかりの品となっていますが、内容は充実していて美味しそうなものばかりです。
TSテックのHPでは、各商品をクリックすると詳細が見れるようになっているので、気になる方はメーカーHPでご確認ください。
優待利回り的には、100株(約30万円)で1%、300株(約90万円)で0.7%程度なので、高利回りではありません。
2020年に選んだ品物
1品目:静岡県産マスクメロン(100株)
メロンは申し込み期限が6月中だったので早めに申し込み。果物なので到着日指定はできず、お届け期間が6月下旬から7月末となっていました。
6/22に申し込んで6/30着。
あいさつ文入りなのが好印象。「TSテック=自動車シート」の刷り込みが行われます。
食べごろ時期が書いてあったので、それに合わせて食べましたが、甘くておいしいメロンでした。
2品目:熊本 うなぎ蒲焼き(300株)
土用の丑の日が7月21日ということで、2020年3月権利取得優待の中から鰻をもらえる株主優待を比較しTSテックを選択。
6/30に7/17着指定で申し込み。予定通りに7/17に到着。
必要最低限の簡易包装です。家庭用なのでゴミが出なくて助かります。
外装の見栄えを気にするならオリックス・Aコースの「うなぎ問屋の大五蒲焼」がお勧めです。
カネナカ(愛知県)の説明書と一緒に、しっかりと会社説明QRコード付きのTSテックあいさつ文も同封されてました。
謎なのは、カタログでは「熊本」扱いで紹介されていましたが、カネナカは愛知県の会社で、上の紙にも「愛知、宮崎、鹿児島などの・・・」と熊本要素がどこにも見られないこと。「など」が熊本県産かな。まぁ、どうでもいいことですが。
土用の丑の日は21日ですが、一足早く今週末にいただきます(冷凍庫がパンパンなので)。
指標から見たTSテック
2020/7/16の価格2,944円で計算したTSテックの各指標です。
- 株価:2,944円
- PER:—倍
- PBR:0.79倍
- 予想配当利回り:2.9%
割安水準ですが、自動車部品ということでコロナ直撃銘柄です。四季報予想では、2021年3月も大幅に減収・減益になるものの、黒字・配当維持予想です。
配当予想は86~88円となっていますが、一株益予想が150円ほどなので、無理して配当を維持するという水準でもありません。
実質無借金で現金保有も多いので、コロナショックに耐える体力もあります。
ホンダが22.5%を保有する筆頭株主なので、良くも悪くもホンダ次第です。
GMOクリック証券の財務分析から
現金が積み上がって、株主資本が増えてます。現金が有効活用できてないとも言えますが、村上開明堂(7292)に比べれば配当はそこそこ出してるし、株主優待もあるし、還元性が低いわけではありません。
現行の水準は割安だと思いますが、コロナショックで2,100円近くまで下落し、そこから随分と戻しているので、今の新型コロナウイルス感染状況で、ここから新規で買うのは抵抗があるかも。
1年程度でコロナが終息すると考え、長期保有を前提に持つなら買いもありかな。
TSテック どうするか?
TSテックについてまとめると
- 株価は割安水準
- 自動車部品はコロナ直撃銘柄
- 財務は良好
- 良くも悪くもホンダ次第
- 配当+優待での還元は魅力的
自動車部品銘柄でコロナ直撃銘柄の割にコロナショック直後の安値からの戻りが大きく、ここから新規は躊躇しそう。同じ自動車部品でも、この戻りの差は何なんだろうと思ってしまいます。
現状は、300株+100株保有で120万円ほどの評価額。株主優待は魅力的だけど、2名義とも300株にランクアップしようとまでは思いません。今の状態が選択肢が多くて良いです。
自動車部品会社は割安放置銘柄が多いので、薄く広く持つ方向に変えてます。
現在保有中の自動車部品会社
- 村上開明堂(7292)
- ムロコーポレーション(7264)
- ニチリン(5184)
- ニッタ(5186)
- ジーテクト(5970)
- TSテック
日産系は持たないことにしています。ホンダ車ユーザーなのでホンダ系の評価は甘くなりがちです。
P.S. メロンと鰻は食べ合わせが悪いですが、一緒に食べるわけではないので何の問題もありません。
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