オリックス銘柄評価:2021年3月期株主優待到着

株主優待銘柄として現物保有している『オリックス(8591)』の銘柄評価と2021年に受け取った優待品の紹介です。

6月30日に優待案内到着。オリックスの優待は選択制なので、何を選択するかで到着時期に差があります。商品によっては到着日指定が可能です。

オリックス(8591:東1)

オリックスについて

【特色】「リース手始めに生保、不動産など多角化、海外展開突出。エネルギー、空港運営など事業投資も」

プロ野球のオリックスのおかげで会社名は有名ですが、実際何をしているのかというと謎が多い会社です。リース業って何かよくわからないし。過去に本を読んだことあるので気になる方はどーぞ。

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株式投資をしている人からすると、株主優待銘柄としての方が有名かもしれません。投資系雑誌の優待特集でオリックスが出ないことは無い。もしくは出すまでもないからスルーされるか。

ちなみに、2021年3月時点の株主数:725,981名

単純計算で日本人の170人に1人が株主ということに。2020年3月が59万人だったので、この1年でさらに2割ほど増えてます。

オリックスの優待内容

  • 権利確定月:3月末
  • 必要株数:100株
  • 株価:2.183円(10/21場中)
  • 優待内容:カタログギフト(オリックスグループの全国各地のお取引先が取り扱う商品を厳選)
  • 長期保有条件:無し
  • 長期保有優遇:保有3年でランクアップ
    保有期間3年未満:Bコース
    継続保有3年以上:Aコース

この他に「株主カード」(3月末,9月末)が受け取れ、オリックスグループが提供するサービスを割引価格で利用できます。宿泊、レンタカー、水族館、野球観戦など。

オリックスの「ふるさと優待」カタログは、〇〇円相当という金額は明確にされていませんが、ザックリと3年未満5,000円、3年以上10,000円相当という感じです。ただし、これは送料込みで定価販売ならという感じなので、実質的には6割くらいのイメージで考えてます。

我が家は3年以上の2名義保有なので、Aコースが2つです。

オリックスの株主優待で有名な「オオサンショウウオぬいぐるみLL」は、3年未満のBコースにしかありません。

選択肢はグルメ系だと牛肉や鰻が多かったりしますが、雑貨や電化製品もあります。株主数増大とともにカタログ内容も年々充実しているようです。

2021年に選んだ1点目

オリックス株主優待(2021年)

「フグのたたき」セット。

子供がフグを食べてみたいとか言っていたので選んでみました。まぁフグってこんな感じと1度味わえたので、次回は別なものになると思います。それほど子供受けするものじゃないですしね。

2021年に選んだ2点目

オリックス株主優待

「大潟村あきたこまち無洗米10kg」

昨年に引き続き無洗米を選択。無洗米が選択肢にある優待は少ないので、あれば優先的に選択。以前は牛肉や鰻を選択してたのですが、これらは他の優待でもらえるので避けました。

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オリックスの株主優待申し込み期限は8月31日ということで結構早いです。また、商品によっては品切れで選択できなくなるので、早めに申し込んだ方がいいです。

オリックスの評価

定量的評価

  • 株価:2,183円(10/21場中)
  • PER:10.61倍
  • PBR:0.87倍
  • ROE:6.39%
  • ROA:1.44%
  • 予想配当利回り:3.57%
  • 1株配当:78円
  • 時価総額:2兆8000億

※数値については、予想や実績いろいろあるので参考程度に見てください。

会社評価

  • 本社:東京都港区
  • 設立:1964年4月
  • 上場:1970年4月
  • リース業
  • 生保、不動産など多角化
  • 海外展開
  • カジノ関連(大阪)
  • 川栄李奈 ⇒ 上白石萌音

ちなみに、1年ちょっと前、7月15日に記事を書いてますが、その時の株価:1301円

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コロナショックが少し落ち着いて、日経平均はコロナショック前の株価をほぼ回復していた時期でしたが、オリックス株価は低迷していました。

航空機リースや、宿泊業、レンタカーなどのイメージが強いため警戒されたのかもしれませんが、実際は業績もそれほど落ち込まず、株価はその後上昇。

やはり『激安』バーゲン価格でしたね(買ってないけど)。

オリックスどうしよう

今の株価水準はオリックスからしたら妥当な水準だと思うので、新規で入るには抵抗があります。ただし、業績や指数から見て割高とまでは言えないので、長期で持てば報われる水準。

  • 株価はフェアバリュー(万年ちょっと割安)
  • コロナでの業績悪化は大きくない
  • 高配当維持
  • 優待魅力的

株価が上昇した分、昨年よりは魅力が低下していますが、今の水準でも魅力的です。

我が家の場合、100株×2名義保有で下げても損失は限定的。というか、過去の売買利益で既に恩株状態。様々なリスクを考慮しても株主優待を楽しみつつ継続保有方針です。買い増しまでは無いです。

あとは、株主数がこの先どこまで増えて、その状態でこの株主優待を維持できるのかが興味深いところです。優待条件に1年の継続保有条件くらいは追加したらと思います。

コメント

  1. 伏見の光 より:

    私もこういう感じで保有銘柄やウォッチ銘柄についての評価や見方などを書いておこうかと思っているのですが、できていません。

    オリックスは100株ずつ家族4人それぞれで保有する形になっています。
    珍しく、優待(+配当)も銘柄選択の理由の一つになっている銘柄です。

    金融関係の銘柄の組み入れも少ないので、PFのバランス的にははいっていてもいいし、業績、事業内容、インカムゲインとバランスがとれている印象です。

    ただ、事業内容はイメージとしては金融のリースというよりは、総合商社的になんでも首を突っ込んでいるという感じが強いです。その結果、どのセグメントでどう利益を挙げて、ここから何が収益を牽引していくのかが見えにくいことになっている印象です。

    少し前は株式投資を始める人には「オリックスでも100株買っておけば」とすすめていた(さらにずっと前はキユーピーをすすめていました)けれど、株価がそれなりに上昇してきてちょっとすすめにくくなってます。

    優待はひろぎんほどではないけれど、やや「やりすぎ」系になるかと思いますが、今さらここで切り下げというのもしにくいかなと思いますね。

    • すぎじゅん より:

      オリックスの場合、同じやりすぎ系でも宣伝費用や取引先との関係を考えるとある程度のコストは許容できるのかなと思いながらも、株主数の増加があまりにもすごいのでどうなるんだろうという感じですね。
      単純に計算して数10億のコストがかかっているわけで。

      昨年の7月の株価なら、とりあえず100株買っとけでいいですが、確かに今の株価だと勧めにくいです。